真駒内・西武の森の
活動レポート
2026.02.18
「環境道民会議フォーラム2026」で講演を行いました
2026年2月18日。赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)にて開催された「環境道民会議フォーラム2026」に当社が登壇し、講演を行いました。
「環境道民会議フォーラム」は、道民・事業者・行政が連携して環境保全活動に取り組むための情報共有の場として北海道が開催しており、今年は当社のほか、北海道大学大学院の愛甲哲也教授、登別市観光交流センター、北海道放送株式会社(HBC)が参加しました。
フォーラムのテーマは毎年変わりますが、今年のテーマは「ネイチャーポジティブ」。
当社は「真駒内・西武の森における森林再生活動について」というタイトルのもと、旧真駒内スキー場のゲレンデをもともとあった自然に近い森に戻す取り組みと、この取り組みと生物多様性保全の関係について発表いたしました。
フォーラムでは、事例発表の後、登壇者によるパネルディスカッションが行われました。ディスカッションには西武グループから西武造園も参加。ネイチャーポジティブや環境をテーマに活発な議論が展開されました。
貴重な機会を与えていただいた北海道環境保全局環境政策課さまに感謝申し上げるとともに、生物多様性の保全やネイチャーポジティブについて改めて考える良い機会となりました。
真駒内・西武の森で進める森林再生活動は、今春いよいよ苗木の植樹作業に着手します。息の長い活動になりますが、これからも森林活用・保全を通じて、ネイチャーポジティブの達成に貢献してまいります。
2025.04.17
いにしえの森に戻すための活動 第1回目
ゲレンデ跡地を森に戻す取組みが始動しました。岡村俊邦先生が考案した生態学的混播・混植法による森づくりで、北海道にいにしえの昔から当たり前にあった自然に近い森を目指します。その第一歩として4年間の試験施工に着手しました。
今回は岡村先生のご指導のもと、社員を中心としたメンバーで防草シートの敷設を行いました。まずは四角い防草シートを八角形になるように切っていきます。その後森に移動して、岡村先生が土地の状況を確認して試験施工に適した場所を選定します。その場所に協力会社の皆さんのお力も借りながら防草シート20枚を敷いていきました。防草シートを固定するためにU型ピンをハンマーで打ち込むのですが、地中の石や岩に当たることもあり、時折苦労しながらも無事に作業が完了しました。
防草シートを張って1年間ほど待ち、雑草を枯らしたところで春に盆栽苗を植樹します。試験施工は他にも何か所かで行う計画です。岡村先生や地元関係者の皆さんのお力を借りながら進めていきます。
2024.11.21
これまでの真駒内・西武の森
旧スキー場のゲレンデ跡地を森に戻す。
旧真駒内スキー場を視察した折、そういう活動が出来ないものかとの思いを抱きました。
昨今全国では豪雨被害が頻発しています。防災の観点からも森林の水源涵養機能を高めるのは重要です。
真駒内社有地は一部がカラマツの人工林ということもあり、当初から札幌市森林組合さんと連携した森林整備を計画していました。その協議の過程で上記の相談を持ちかけたところ、森づくりのスペシャリストがいるとご紹介いただいたのが「岡村俊邦先生」でした。
2023年10月。
岡村先生のご自宅兼オフィスを訪ねました。
森づくりに対する岡本先生の熱量にまず圧倒されました。「単に森に戻せばいいというのではない。北海道にいにしえの昔から当たり前にあった自然に近い森に戻すことが肝要だ。それは言わばアイヌ民族が暮らした森であり、イオルの森と呼んでいる。」
時間があっという間に過ぎるくらいとても興味深いお話でした。
その後岡村先生とは幾度か打ち合わせを重ね、2月に関係者を含めたキックオフミーティングを開催することになりました。
2025年2月。
キックオフミーティングの会場は、札幌アイヌ文化交流センターです。
この日、打ち合わせに参加いただいたのは札幌市役所さんをはじめ、岡村先生の活動に協力する地元大学生や自然保護に取組む地元の皆さま総勢20名。旧スキー場ゲレンデを森に戻す、という活動にこれだけ沢山の皆さんがご賛同いただいたことには感謝しかありません。
活発な議論が交わされ、春先に岡村先生が考案した生態学的混播・混植法をもってまずは試験施工から開始することとなりました。
二年にわたり試行錯誤してきた本活動ですが、たくさんの方々のご協力のもと2025年春から本格的にスタートします!