豊かな自然環境と観光資源
東北新幹線「くりこま高原」駅から車で約1時間。栗駒国定公園内に位置する旧・栗駒町(現・栗原市)一帯は、希少な高山植物も多い自然豊かなエリアです。ホテル等の観光施設が整備されているため、年間約10万人の観光客が訪れており、多くの人々に親しまれている景勝地です。こうした恵まれた環境を活かし、現在地元自治体と連携した社有地活用策を検討中です。
神の絨毯と呼ばれる壮大な紅葉景観の一角を成し、名所「いわかがみ平」や、広大な湿原の「世界谷地原生花園」も至近という好立地のため、地元自治体も観光資源としてのポテンシャルアップに期待を寄せています。
次の世代へ受け継ぐために
栗駒国定公園の主峰・栗駒山は四季折々の自然を楽しむことができ、シーズンには多くの登山客が訪れています。季節によって豊かに表情を変えていく自然を守りつつ、次の世代へと森林を受け継いでいくことは、我々に課せられた最も重要なミッションであると認識しております。
その一方で、広葉樹林は材としての活用が難しく、かつ社有地は急峻であるため、林業的な活用は望めないのが現状です。
地域のため、
環境保全のために、
どう活かせるのかを考える
栗原市は全域が「栗駒山麓ジオパーク」として認定されています。ジオパークとは「大地の公園」とも表現されるように、豊かな自然環境を保全しながら地元自治体や地域の皆さまとの連携のもと、持続可能な活動を推進することに大きな意義があると考えています。
また、栗原市では「栗原市観光振興ビジョン」を策定しており、観光資源の核としての栗駒山の一角を成す社有地の活用に、大きな期待を寄せています。
どのような活用が可能なのか、地域の皆さんと積極的に連携し、活発な意見交換を行いながら具体化してまいります。