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FOREST NO,12

滋賀県
マキノ白谷・西武の森

所在地:滋賀県高島市

面積:38万㎡

琵琶湖の水源地で 地産地消の森を目指す活動

琵琶湖のほとり

琵琶湖の西部に位置し、古来より京都・奈良の都と北陸を結ぶ交通の要衝として栄えてきた高島市。あまたの近江商人を育んできた土地柄でもあります。山間地からは琵琶湖の水のおよそ3分の1を占める水が流れ出ているとされており、文字通り琵琶湖の水源地と呼ばれています。平野部と山岳部が広がるなど自然豊かな土地であるとともに、豪雪地帯でもあることから冬期にはスキー場が賑わいを見せています。
当社有地もかつてはスキー場でしたが、スキー場閉鎖後に二次林が成長して現在の自然林の森になったと考えられています。

山の斜面に電波塔が建っている風景。青空には白い雲がかかっています。
砂利道の脇には草木が生い茂っています。

しいたけ栽培の原木として

高島市では自然豊かな里山で野菜づくりが行われており、特に昔から原木しいたけの栽培は盛んに行われてきました。社有地の森林経営に際しては、高島市森林組合にご協力をいただき、伐採後にクヌギを植えて、しいたけの「ホダ木」(原木栽培用の木)として活用する計画を立てています。高島市森林組合では主にスギやヒノキを植樹しており、クヌギを植えるのは新しい試みです。

生い茂った森の奥に大きな山が見えます。

地産地消に貢献

伐採後に植えたクヌギが「ホダ木」として活用できるのは、10~20年後と見られています。「ホダ木」は地元のしいたけ生産者に売却し、地産地消のシイタケ栽培・販売に貢献していく考えです。
また、伐採後は緑地保全のために、切り株から伸びた芽を育てる「萌芽更新」によって森を守っていく方針です。

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